「奇譚クラブ」の絵師たち (河出文庫)

 

『薔薇族』編集長 (幻冬舎アウトロー文庫)

 

戦後エロマンガ史

 

武士道とエロス (講談社現代新書)

 

性風俗史年表 昭和戦後編―1945-1989

 

性風俗史年表 大正・昭和[戦前]編

 

性風俗史年表 1868‐1912 明治編

 

消える「新宿二丁目」―異端文化の花園の命脈を断つのは誰だ?

 

アメリカ性革命報告 (文春文庫 (330‐1))

 

ポルノ雑誌の昭和史 (ちくま新書)

 

夜這いの民俗学・夜這いの性愛論

 

熟女の旅 (ちくま文庫)

 

 

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かしら名 : 「角だしのガブ」
演目名 : 「瓜子姫とあまんじゃく」
役名 : 「あまんじゃく」

http://www.lares.dti.ne.jp/~bunraku/mystery/ningyou/tokusyu/gabu.html


がぶとは仕掛け糸を引くことにより美しかった女の形相が一変する女形一役頭のこと
女の秘められた情念漂う人形頭

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「がぶ」頭は、美しい娘が一瞬にして角を出し、牙を剥いた鬼面になる特殊な頭であり、「日高川入相花王(いりあいざくら)」の清姫、「嫗山姥(こもちやまうば)」の八重桐など、ごくまれな役にしか使わない。こうした特殊な頭は、素人受けする頭であり、地方では外題にかかわらず、頭の激変するところを見せるだけでも喜ばれた。

http://www.topics.or.jp/index.html?m1=5&m2=25&bid=11660741513855&cid=11661701143634&vm=1

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「性根」とは人間の心情を表す浄瑠璃世界の用語であり、娘かしらが特定の表情を持ったのでは、操りにくいということであろう。江戸時代の娘は、親や夫から命令されることを、従順に聞くことだけを要求されていて、自己の意思をあらわに出すことは、はしたないと考えられていた。

許される感情表現は泣くことだけである。泣くのは「ねむり」という目をつむる動作で表現される。その機能を備えているのは、傾城・新造・娘・老女形の四種だけである。婆は一家の家政を牛耳る女主人としての役割を持ち、家政全般に落ち度なく気配りをしなければならず、泣く余裕などない。また、お福は、自分の感情など持たずに主人の命令を忠実に実行していればよいからだ。

 ねむり目構造をもった四種の女かしらには、人形の右下唇に、上に向かって針をつけることがある。この針は、手ぬぐいを口にくわえたり、そで口をくわえたりするときに使用するもので、女性の抑えた色香を表現する工夫であり、妙につやっぽい。また、悔し泣きする場合にも使われる。

 「悔しい」「歯がゆい」という気持ちは、感情表現を抑えられた女性のぎりぎりの自己表現でもある。口針を使って手ぬぐいをかみ締めて、悔しさを抑えて泣く人形に多くの観客は連帯感を持ったことだろう。この針をつけるという工夫は、泣くことだけに満足しなくなった江戸時代の女性の気持ちを代弁するものとも考えられる。


http://www.topics.or.jp/index.html?m1=5&m2=25&bid=11660741513855&cid=11661700455676&vm=1

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[ 2008-10-14 (Tue) 05:59 ]  
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