「奇譚クラブ」の絵師たち (河出文庫)

 

『薔薇族』編集長 (幻冬舎アウトロー文庫)

 

戦後エロマンガ史

 

武士道とエロス (講談社現代新書)

 

性風俗史年表 昭和戦後編―1945-1989

 

性風俗史年表 大正・昭和[戦前]編

 

性風俗史年表 1868‐1912 明治編

 

消える「新宿二丁目」―異端文化の花園の命脈を断つのは誰だ?

 

アメリカ性革命報告 (文春文庫 (330‐1))

 

ポルノ雑誌の昭和史 (ちくま新書)

 

夜這いの民俗学・夜這いの性愛論

 

熟女の旅 (ちくま文庫)

 

 

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『タイガーマスク』と同じ時期、二人は平行してコンビを組んでいた。これもプロレス物で、ジャイアント馬場の実録漫画『ジャイアント台風(タイフーン)』がそれである。

掲載誌は『少年キング』で、『柔道一直線』と重なるので、梶原は『あしたのジョー』の例に習って高森朝雄名義を使ったが、テンポの軽快さは『タイガーマスク』と甲乙つけがたい。

 ――アメリカ遠征した馬場は、'鉄の爪'フリッツ・フォン・エリックとのアフリカン・デスマッチに備え、先輩の日系レスラー、デューク・ケムオカの協力を得て 特訓に突入した。

テキサスの大地に棺桶状の穴を掘り、その中に身体を横たえて、わずかな土をかぶせた顔の上を車で轢かせるのである。心配するケムオカに、馬場は懇願する。

「エリックの鉄の爪にたえぬき、あるいはやぶるためには、ぜひこの特訓が必要なんです! ここで死をおそれれば、やつにリングで殺される!結果は同じなのだから、情け無用で頼みます!」――

これは梶原の創作である。この時も、いくらなんでもメチャクチャだ、と抗議した辻に、梶原は、

「あれからなんだ、馬場があんな顔になっちまったのは」

梶原の閃きに感心した辻は、ただちに抗議を取り下げた。


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「梶原一騎伝<」(斎藤貴男著 新潮文庫 P69-70) 


[ 2010-02-01 (Mon) 11:59 ]  
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